2010年12月18日

さようなら三年生 副議長 神田敏子 1968年

 三年間の学業を終えて、進学そして就職される三年生の皆様方ほんとうにおめでとうございます。長いようで短い三年間の中学校生活、ほんとうに小川の流れのように早く、もうその日が来てしまいました。三年生の皆さんが残りの短い期間に、いっしょうけんめいおそくまで受験勉強にはげんでいる姿を見た時、私は何ともいえないすばらしい感じを受けました。ほんとうに体からその努力がにじみ出ているようでした。
 そして、私も、もうすぐそんな同じ立場に出合うのかと思うと、「そうだ、私も今の三年生を見習って、よりいっそう努力しなければ」そんなことを考えるのでした。
 一年間の私たち一年生の入学式の時、あたたかくむかえてくれた三年生。その後のクラブの指導も中央委員会の時も、その他どんな時でも、私たちのほんとうのお兄さん、おねえさんのように熱意を持っていっしょうけんめい指導してくださいました。でも、いつまでも私たちも甘えているわけにはいきません。二年生になるのです。
 私も生徒会副議長という重任な役目をしています。そして、生徒会がどんなものかということも、ようやくわかって来ました。ですから三年生が卒業された後も、この菅谷中学校をより立派な学校としていきたいと思います。
 三年間生活してきた菅谷中学校をあとにして、数かぎりない思い出を残して、大きな夢を持って、社会に飛び立っていくことでしょう。でも、たとえ、それがどんな仕事であってもその職業に「ほこり」を持って悪の道にふみ入らぬよう、まじめに働いて下さい。
 そして進学される方は、どうか全力つくして学問にはげみ、五年後、十年後には、日本一の科学者いや漫画家でもいい、そんな、日本一の人間が、卒業されていく人の中から生れることを、祈っています。
 私が最後に言うことは、「さようなら」ただ、この一言だけです。どうか立派な社会人になって下さい。

    菅谷中学校『青嵐』19号 1968年(昭和43)3月


ラベル:菅谷中学校
posted by ransiro at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 『青嵐』19号(1967年度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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